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なんか変な日、空気がおかしい日はたまに訪れて、それがこの日だった。自分がではなくて周りがソワソワしていて移ってしまうような、それも気のせいなような。

 

朝一に「インディ聴いているあなたはすでに政治的」というパワータイトルのエントリを読んだからか、一日中インディペンデントについて考えていた。

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意識するのは最近になってからだったけれど、インディペンデントは大資本への抵抗として存在する選択肢で、それを選ぶ人々はそのことに早々に気づくべきだ。ゴンチャ飲んでもいいけどずっとそれだとあんたの好きな喫茶店潰れてたよ、ってことになりかねない。マイノリティ側を好むからには味方をすることも必要だ。そして大きな話としては、マイノリティな文化がそれとして社会に存在できるように、個人が今の傾向に抗わないといけない。全てはつながっている、政治がクソなら最高の文化は廃れる、今の現状を見ている人ならわかる。

 

同時にインディペンデントって超楽しいから始まるものだとも思う。全感覚菜のステイトメントやモアザンハウスを見ていると時代を読んでカウンターを打つことに意味を見出さなくなったパンクスがしなやかに生きている様にハッとさせられる。

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GEZANがせいじのうたじゃないという時、それは「政治」のうたではないというだけで、政治に取り巻かれた人間のうたである。蔑ろにされてきた個人を個人に立ち返らせるために歌っているんじゃないかな。それぞれが個人を手放した時、ファシズムはそこに滑り込む。個人を失った人から順番に、「愛国者」になっていく。

 

エルキングの連載2本が最高だった。最近はもう、自分の特権に気づけない性別男性とは関わらないようにしようと決めている。だけど友達を失うことをすき好んでしたいわけではないから早く気づいてくれと思っています。

www.ele-king.net

服を買う時メイクをするとき、今この瞬間もルッキズムから逃れられていないんだとしんどくなる。毎日ではないけど着実に蝕まれている、その気持ちを救ってくれるようなコラム。

www.ele-king.net

 

TVODが取り上げていたこともあり久々に大森靖子を聴いてラジオもきいて、私が好きだった頃と何も変わってない、むしろ着実に強くなっていてとても逞しく嬉しかった。久々に会った友達と昔より気が合ってうれしい時みたいな、そんな気持ちだった。ずっと家にいて誰にも見られない状態がなんで良かったんだろうと疑問だったけど、そのフィールドで戦ってないのに見た目で判断される可能性があることがどうしようもなく居心地悪かったんだと聞いていて分かった。別に自分のことも嫌いじゃないしなんでかなと思ってたんだよね。

youtu.be

 

BIGLOVEラジオが上がってて何気なく聴きながら帰っていたら、4月更新のものが流れ出して、そこでかかってたRVGとThe lounge societyが良すぎてなんで気づかなかったんだろうって。かなりテンション上がった。あとはlife without buildingsをよく聴いてた、早くどうにかいい感じになりたいな〜

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