6/21

毎朝胃が痛いのは毎日ここにいたくないと思っているからか、寝起きはもっぱら悪いけれど色々やりたいことは積もっているので午前中になんとか起きる。夜に予定があったのでかなりそわそわしながらLGBTQヒストリーの本を読んだりしていたけど身が入らない。

前の日に読んだ『パンクtoポスト・パンク』が面白すぎてそっちに目がいく。全部がインタビューで構成された本の冒頭にあったJohn Lydonのインタビューが金言ばかり。音楽の知識が豊富な彼がパンクの形態を選んだのは「向こうが俺を選んだ」からだというのはあまりにもかっこよすぎる。自分たちの真似をするバンドに「曲は了見が狭かった。安直すぎた。そしてどのバンドも似通いすぎていたし、同時に互いをライバルだとみなしていた。」と言っていたけど、そういったくだらない態度から離れたところにいつでもムーブメントはあったんじゃないかとドキドキしたしそのような発言もあった。Sex PistolsThe Clashも好きだけど聴いていただけだったので、読むとそりゃあひとつ頭抜けてただろうという内容に嬉しくなる。「チャレンジは自分に対してだけではなく、聴いているオーディエンスに対しても行わないといけない。彼らの心を開いて、さらに幅広い可能性を受け入れてもらわないといけない。」バカにしてる場合じゃないずーっと。

 

かなりぼーっとしていたら時間になったので家を出る。一年ぶりくらいに買ったジーンズの裾を踏みながらこれ合ってるか??と不安になったけど段々なれた。もう少し時間を大切に使ったほうがいい。

 

謎に速度制限がかかっていてイラつく。Bandcampでいくつか買ったチャリティーの音源を聴きながら吉祥寺に向かう。用があって1年ぶりくらいに会う人と遊んで、最初の30分はぎこちなかったけどすぐに戻ったのがかなりよかった。こういう瞬間いいんだよな。

 

これまでしなかったような話をして、丁度いい酔いの状態で帰ると本当に何にでもなれる気がした。日本語はハイコンテキストでこれを書いている私の文章なんてかなりそうだけど、これはわかる人にわかればいい。多くの人がわかったほうがいいことまでハイコンテキストにして壁を作るのはもうやめたい、誰かを見下げている時、また誰かに見下げられているということを分かっているはずだ。2,3年前までは定職につくことへの重圧は今より強かったよなと思い出して、まだまだいけるだろと思ってしまう。思ってていい、私はミドルコンテキストを目指したい。山奥でパーティーもしたい。楽しんで、抑圧から逃れて、抑圧から解放して、同じ目線でいれたら超最高だ。