目に見えないから無いんだもの(日)

ファスティングのメリットとして、寝起きがよくなるっていうのがある。朝8時起床。デメリットはとにかくやる気が起きないということ。13時まで二度寝。もともと体内スッキリしたかっただけだったから諦めて豆腐そうめんを食べ、ファスティングを終わらせてやった。

 

昨日ゲトれなかったオブモンのチケット代を得る。もともと自分の金だけどテンション上がるの何でだろ。今日もサボりまくってる週一バイトのツケを払うために金融について調べていた、BGMに色々かけてみるけどどれもしっくりこない。バイトしたくないからだろう。

 

脱線して気になってたカニエのサンデーサービスに関する記事を読む、おっもしれえ!こんなテンション上がる記事他になかったわ最近。ビヨンセのBeychellaみたいな1秒単位でバッチリ決められたパフォーマンスとは対局の、サンデーサービス。戦いなさいというメッセージに疲れた人々のための宗教的な場所を作ってるんじゃないかみたいな部分が特にすごい展開。若林さんの知識量がすごいから成り立つ対談だと思う。

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 諦めてベランダに出る、ベランダって外だよな外に出たいんだよとにかく。いい感じの薄暗く青い空だったから、ようやく聴きたい音楽を思いついた。

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Parsnipの新曲は乾いたキュートな音像で好き。音数異様に少ないのってロマンだな。

 

「日本の気配」を読み始めたんだけど差別や分断に日常レベルで加担することが権力側の潤滑油になるということが書かれていて、そういうちょっと優位でいさせることで黙らせようとされている感じって歴史学んだ時もたくさん出てきたなと。本の中にはいろんな国の事例が出てくるんだけど、「東日本大震災が東北でまだよかった」という失言についての章があった。すっかり忘れていた。そういえばあの震災の時ニュースでは死者数の速報が流れていて、みるみるうちに数が増えていく様子は人が死んだことを現実では無いように見せる要因の一つになったと思う。恥ずかしいことだけど自分はその時「このままだと1万人いきそうだよね」と言って母親に怒られた。

これは差別に対して、そういうものだからと言ってしまう思想と近い。今でいうと、実際に生活が立ち行かなくなっている人々がたくさんいて、ネットカフェ難民は劣悪施設に押しやられている。そこにいるのは生身の人間だ。そこを想像できないと、自業自得だよねなんてことが言えてしまう。(まず雇用形態の改悪をしたのは今の政府だしそれに声をあげれなかった時点であんたの責任だ、なんて言えないはずなんだけど。)誰も記号では語られない、自分は女で大学生で実家暮らしでってそんな記号を与えられてもそれは私では無い。それは全員にとってそうなのに、想像するには記号として他人を数えてきた期間が長すぎる。

 

目に見えないものも本当に存在してる。何だか自分にとって素敵な社会って夢のまた夢って感じだ。昨日みた「MOTHER FUCKER」で谷口さんが「ハードコアを通して人のことを考えること、回り回って優しい世界に貢献できている気がする」と言っていてすごくよかった。あれだけは希望だな。